後払いサービスの限度額を上げるには

後払いサービスの限度額を上げるには

後払いサービスにはそれぞれ利用限度額が決まっていますが、最初から限度額上限まで利用可能というわけではありません。
高額を現金化するためにいち早く限度額を上げたい!という人に向けて各サービスごとに方法をご紹介します。

限度額アップに重要なこと

信頼性のイメージ

後払い決済の限度額を上げるにはまず、利用中のサービスごとに設定されている上限と現在の限度額を確認しましょう。
限度額の引き上げには審査が必要な場合が多いので、個別のアプリやサービスの規約や手順に従いながら、丁寧に手続きを進めてください。
しっかりと条件を満たすことで、後払い決済の限度額を上げることが可能です。
審査の通過において後払いアプリ・キャリア決済ともに限度額を増やすのに一番重要なことは、とにかくサービス側からの信用を得ることです。
信用を確実に積み上げる方法を以下で具体的にご紹介します。

その1 延滞をしない

料金を支払えない状態が続くと、料金の未回収リスクを避けるため利用限度額を下げられる可能性があります。
最悪の場合は、運営会社からの信頼が一気に下がりサービスの利用を禁止されるリスクがあります。
定期的に支払いを滞りなく行い、ユーザースコアを向上させることで、限度額の引き上げが可能となるでしょう。

その2 長期間の実績を積む

計画的に長期利用し、支払い履歴や信用情報を積極的に築いていくことも重要です。
なかには利用期間や利用回数によって限度額が変わっていくサービスもあり、その場合は中長期的なスパンで検討していく必要があります。

増額方法を具体的に解説

以下に代表的な後払いサービスの増額方法をまとめました。

Paidy

Paidyの限度額の上限は公式に明言されていませんが、増額の申請が可能です。
利用可能額の詳細欄にある増額申請ボタンから、希望金額と理由を入力し申請します。
審査に通過すると増額が可能になりますが、審査の結果、限度額が逆に下がってしまうことも。
さらに最悪の場合Paidyが利用できなくなる可能性もあるとのことです。
審査に通過するためにはPaidyの利用実績や信用が必要になると考えられます。申請の際は、慎重におこないましょう。

PayPay

限度額上限はPayPayの利用状況と個人のステータスや信用情報によって変動します。
「PayPayあと払い」の申込み時には、年収や勤務先を入力する等、後払いサービスの中では高難易度の審査が行われるので、実質クレジットカードの限度額のようなシステムになっていると考えられます。
限度額を上げるには長期間PayPayを利用し続け、実績を残す必要があります。

メルペイ

「メルペイスマート払い」の限度額はメルカリでの取引履歴とメルペイの利用状況によって変動します。
メルペイスマート払いをいままで利用したことがない場合でも、メルカリでの取引実績が多ければ限度額は高くなる傾向があるようです。
限度額を上げたい場合はメルカリの売買実績を増やしていくことが効果的といわれています。

kyash

kyashの限度額は、後払いサービスである、「イマすぐ入金」を利用していく内に徐々に上がっていきます。
最大で50,000円までアップさせることができるのでひとつのアプリの継続利用を考えている人にはお勧めです。

BANKIT

バンキッドでは、アプリを入れた直後は「おたすけチャージ」を使うことすらできません。
おたすけチャージはBANKITの取引状況をふまえて審査をしており、利用可能となり次第プッシュ通知とお知らせ一覧で案内が届きます。
前述のアプリと同様に、利用状況や利用者の信頼性により増額の審査に通るかどうかが左右されそうです。

キャリア決済の限度額を上げる方法

キャリア決済のイメージ

キャリア決済でも後払いアプリと同様に限度額の増額ができることをご存じでしたか。
キャリア決済は利用限度額を設定できるので、自分のキャパを超えない限度額に設定しましょう。
以下に代表的キャリアの限度額についてまとめましたのでご参考ください。

docomo

docomoの利用限度額は、契約状況・利用状況・祖払い実績など所定の条件に基づいて設定されます。
毎月利用上限近くまで使い込み支払いも滞りなく行うことで、すぐに利用限度額をアップできたという体験談もあるようです。

利用限度額を増額できない理由としては以下のものが上げられます。

  • ・契約した直後

  • ・支払い遅れ・滞納中

なお、以下の場合には月々の利用上限が自動的に1万円までとなります。

  • ・契約者もしくは利用者として登録されている方の年齢が20歳未満の場合

  • ・法人名義でのご契約の場合

  • ・docomoの回線の契約期間が1~3か月の場合

  • ・一定期間d払いなどの決済サービスのご利用がなく、その他の電話料金合算払いのご利用が1万円以内/月の場合

au

auに関しては、最大限度額を増やす明確な詳細については公表されておらず、契約中の通信ブランドやお支払い状況、およびサービスのご利用状況等に応じて毎月ごとにau側が判断します。
auかんたん決済を長期間にわたり継続利用していたり、課金コンテンツへの登録が多数あったりすると、利用実績から限度額が上がる可能性は高いです。
au側が定めた限度額に収まる金額であれば自由に変更が可能ですが、過去に携帯料金を滞納したことがある場合や、滞納中の場合には変更できない可能性がありますのでご注意ください。

なお、以下の場合には月々の利用上限が自動的に1万円までとなります。

  • ・「auひかり」「auひかり ちゅら」のみのご契約で通信料金合算支払いをご利用の場合

ソフトバンク

ソフトバンクまとめて支払いの利用可能額についての判定理由は開示されておらず、ソフトバンク側が独自の基準で設定します。
勝手に変更することはできませんし、予告なく増減することがあるので注意が必要です。
限度額が減額になった場合、定期購入(継続課金や月学・年額課金)が自動解除になる可能性もあるとのことです。
限度額をアップさせたい場合は、他のキャリア同様、コンスタントにソフトバンクを使い続けて毎月滞納せずに支払いを続けるように心がけましょう。

楽天モバイル

楽天モバイルは他キャリアとは違い、年齢によって明確に利用上限が定められています
この利用限度額は、減額することはできても、定められた数値からさらに増額させることは不可能です。
あらかじめ自分の年齢と限度額を照らし合わせ、確認しておくようにしましょう。

いますぐ増額が必要な場合

どうしても利用額が足りないという場合には、複数のアプリを使い分けることで合計の利用額を増やすことは可能です。
ただし、前述の通りサービスからの信用を得るには同じアプリ・キャリアを安定して一定期間利用するのが得策ですし、複数のアプリを使うことで滞納のリスクが上がることも考えられます。
そこまで急ぎではないという方は、自分のキャパシティの範囲内で使えるアプリを厳選し、安定した支払い実績を積みながら利用していくことをおすすめします。